カシコン銀行の紹介
カシコン銀行(英:Kasikorn Bank)は、1945年に設立の資産規模第4位のタイ王国の大手商業銀行の一つです。創業者は華僑系金融財閥のチョート・ラムサム氏で、現在もラムサム家が株式の5%を保有。SET上場銘柄「」。国内支店数885店、ATM台数9,270台、従業員20,808名。
タイのメガバンクである4大銀行(バンコク銀行・カシコン銀行・クルンタイ銀行・サイアム商業銀行)の一角を担い、現地では「K Bank」の愛称で親しまれています。カシコンとは”農民”の意味でコーポレートカラーは緑。
現在のタノンスアパー支店が最初の営業拠点。1976年にタイ証券取引所(SET)へ上場。法人部門は多くの日本の銀行とパートナーシップを結んでおり、専門のジャパンチームを設置。一般顧客部門では、いくつかの支店にはジャパンカウンターがあり、日本語でサービスを受けることが可能です。日本では2010年より駐在員事務所を開設し、現在は東京は虎ノ門ヒルズで営業。
近年はCVC「Beacon Venture Capital」を設立し、フィンテック分野への投資を行っています。銀行を利用する多くの人がオンラインで利用するようになっていることから、店舗数を縮小し、各支店で総合的なサービスを提供できる体勢を取り効率化を進めています。”The Bank of AEC+3“になることを目指しており、事業展開をする地域や投資を集中しています。
カシコン銀行の強み・特徴
1. 中小事業者に強い
タイでカシコン銀行と言えば、SME(Small and medium-sized enterprises)に強い印象があります。同行はタイ全土の都会から田舎の最果てまで支店とATMを展開しており、どのエリアでも事業者がアクセス出来ます。
2. 積極的なデジタル化
ネットバンクの利便性や即時性の評判が高いです。SCBとバンコク銀行と同様に、2018年からインターネット経由の送金手数料が無料。また、モバイル決済アプリケーションである「K Plus」に人工知能を導入するなど先進的なデジタル化への取り組みが多いです。
銀行口座開設の要件(2020年)
タイ居住者の場合
まず、タイで正規就労している場合、パスポートとワークパミットのみで口座開設が可能です。
また、ノンイミグラントビザ(ビザ種類B/D/ED/F/O/O-A)を取得している場合は、タイの在住確認書類(不動産購入証明・賃貸契約書・光熱費の請求書など)があれば開設可能です。観光ビザでは口座開設は不可能。
そのほかタイランドエリートビザの特典として口座開設できます。
タイ非居住者の場合
かつてはのビザ無の旅行者でも簡単に口座開設が可能でした。2020年現在は開設要件が厳しく、ワークパミット無しでは口座開設はほぼ不可能です。バンコク銀行のような日本人優遇や、アユタヤ銀行の非居住者専用口座などの特別なサービスが有りません。
タイ人配偶者との結婚証明証があれば、非居住者でも共同口座を開設できます。
日本人向けサービス
同行では”日本人にとってのベスト銀行〞になるべく法人部門、個人部門共に日本語対応のジャパンデスクを設置。日本語が話せるスタッフ数はタイの商業銀行で最も多いです。日本語が話せるタイ人スタッフで構成するリレーションシップマネジャーを置き、きめ細かく対応。RMは全員日本の大学を卒業。
外国人向けのサービス一覧
インターネット・バンキング
通常のインターネットバンクは日本語対応しています。同行はタイの金融機関で最もウェブサービスやアプリ開発に積極的で、いくつかスマホ用アプリを提供しています。特に「K Plus」に注力しており、電子決済機能が好評です。
ATMカード(デビットカード)

クレジットカード

VIPサービス「The Wisdom」

The Wisdom(ウィズダム)は富裕層向けのウェルス・マネジメントサービスです。各種手数料や金利の優遇は勿論、専任の担当者が様々なファイナンシャルサービスに対応してくれます。専用クレジットカードとVIPラウンジへのアクセス権はタイ人のステータスになっています。最低預金金額を満たせば、金額に応じたVIPステータスを獲得することができます。
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