最終更新日 2022年3月18日 by タイランドピックス編集局
バンナーの概要
副都心として開発が進む期待大のエリア
バンナー(英:Bang Na 泰:บางนา)は、タイ王国の首都バンコクのスクンビットエリア以東にあるBTSバンナー駅から郊外へ広がる東部経済回廊(EEC)への入り口として知られる主要エリアです。BTS駅はウドムスック駅とベーリング駅の間に位置し、双方の駅とスカイウォークで繋がっています。
かつてバンナーは工業地区として認識されており、イースタンシーボードの工業団地との接続が良好で、多くの物流会社や流通ハブがあります。バンコクの東部経済回廊(EEC)への玄関口としての戦略的なロケーションが大くの投資を呼び込み、急速に都市開発が進んできます。特に2017年以来、バンナーは産業機能のある地域から魅力的なライフスタイルと住宅地へと徐々に移行しています。また、学校区として定評があり、人気インターナショナルスクールが多数存在することでも知られています。
副都心として開発中で、バンコクモール、フォレスティアス、メガシティのフェーズ2、エカマイのイースタンバスターミナルの移転、MRTイエローラインの建設、そしてスワンナプーム国際空港に直結するMRTライトレール敷設計画などが大型プロジェクトが目白押しです。
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プナウィティ - 12
ウドムスック - 13
バンナー - 14
ベーリング - 15
サムローン
【街】バンナーの主要エリア
BTS駅周辺
バンナーのランドマークと言えば、様々なイベントや催し物が行われるコンベンションセンター「バイテック」です。オフィスビル「BHIRAJ TOWER」や大型フードコートも併設されています。
BTS駅からスカイウォークで「Max value」「マクドナルド」「やよい軒」とレジデンス複合型の「Coast」へと繋がっています。駅周辺では一番充実しています。
BTSの高架下には「田中水産」とカフェがあるのみで殆ど何もありません。
バンナートラット(Bang Na-Trat)
バンナートラット通りはパタヤ・チョンブリー方面に向かう高速道路の下を走る幹線道路で、広範なバンナーの主要エリアでもあります。通り沿いにはインターナショナルスクール、コミュニティモール「for you park」「Little Walk」、ショッピングモール「Central Plaza」「Mega Bangna」などが点在しています。
一際目立つ大型複合施設のセントラルプラザには多くの日系飲食店やスーパーマーケットがテナントとして入っており、近隣の住民の生活の基盤になっています。
今後パタヤのウタパオ空港へと伸びる高速鉄道が敷設される計画があり、今後はスクンビットからここに開発案件が移ってきます。沿線沿いは、まだ開発要地が多く残っており、鉄道の開通に合わせて新たなコンドミニアムや住宅建設が進み、第二のスクンビットエリアとなる可能性を秘めています。
メガシティ(Mega City)
メガシティプロジェクトは空港方面の郊外に位置する政府主導の公益事業インフラの都市開発です。2012年に大型複合ショッピング施設「メガバンナー」がオープンしました。第2フェーズではホテルやオフィスビルなどが新たに建設されます。
バンコクモール(Bangkok Mall)
バンナー交差点付近に建設中の「バンコクモール」はモールグループが手がける総工費600億円、東南アジア最大のショッピングモールとなる一大プロジェクトです。
フォレスティアス(The Forestias)
大手財閥CP系列のMQDC社が手がけるコンドミニアムや商業施設、オフィス、ヘルスセンター、イノベーションセンター、ラーニングセンターなどから成る大型複合施設です。メガバンナーの近くに建設中で2022年の完工予定です。民間セクターによる不動産開発事業としては国内最大規模です。
【買】バンナーのショッピング
バンナーエリアには「メガバンナー」「セントラルバンナー」などの郊外型の大型商業施設があります。
メガバンナー (Mega Bangna)
バンコク屈指の規模を誇るメガバンナーはIKEA、映画館、大型フードパークなどが入っており生活雑貨からエンタメまで揃っています。BTSウドムスック駅から無料バスが出ています。
セントラル・プラザバンナー(Central Plaza Bangna)
セントラルグループのショッピンモールにはファッション、コスメ、家電、フードコート、映画館などあらゆるものが揃います。駅から離れたバンナートラッド通り沿いに位置しますが、BTSウドムスック駅から無料バスが出ています。
セントラルビレッジ(Central Villege)
2019年にスワンナプーム国際空港から10分ほどの場所に開業したプレミアム・アウトレットモールです。合計130の国際ブランドとフードコートがあります。
バンコクモール(Bangkok Mall)
モールグループが開発する東南アジア最大規模のショッピングモールやレジデンスからなる複合施設です。現在、BTSウドムスックとバンナーの中間地点に建設中です。
リトルウォーク(Little Walk)
バンナートラッド沿いのコミュニティモールにはラーメン店、高級日本食店「SHOYU」、スターバックスなどがあります。
【医】バンナーの医療
バンナー地区の日本人向け医療はスクンビットエリアに比べると充実はしていません。最寄りの外国人向けの医療機関は私立「タイナカリン病院」または「シカリン病院」です。両院とも国際病院ではないもののインターナショナル部門があり英語が通じます。現在、バンナートラッドに建設中で21年下旬開業予定の「WIH国際病院」は美容整外科専門機関です。
一方で、日本語サービスを希望する場合はトンローの「サミティベート病院」「バンコク病院」まで行きます。
【学】バンナーの幼稚園・インター校
バンナーには数多くの有名インターナショナルスクールがある学際的エリアでもあり、特に最高峰のバンコクパタナ、バークレイなど有名校が集まっています。
- バンコク・パタナスクール
- バークレイ・インターナショナルスクール
- ウェルズ・インターナショナルスクール(バンナーキャンパス)
- VERSOインターナショナルスクール
- International Community School (ICS)
- St. Andrews International School, Sukhumvit 107
【住】バンナーの居住環境・住み心地
バンナーは他エリアと異なり、BTS駅周辺ではなくチョンブリ県など東部への通り道となっているバンナートラート通り沿いに郊外へ大きく発展を続けている特徴があります。日系製造業が集積する東部経済回廊(EEC)への交通要衝として重要性が高く、空港方面のオフィスエリアやチョンブリの工業団地へ通勤する方には利便性が高い街です。
ただし、駅周辺に限って言うとBITECと併設オフィスビルのBHIRAJ Tower、そして飲食店が複数入っているコンドミニアム「The Coast Bangna」程度しかありません。バンコクの日本人居住区であるスクンビットエリア(アソーク・プロンポン・トンロー・エカマイ)とプラカノン・オンヌットとは交通事情が大きく異なり、自家用車が無いと不便なエリアです。
今後、BTSバンナー駅からバンナー通りに沿って進み、スワンナプーム国際空港を終点とするライトレール構想が実現すれば一気に利便性が高まります。
- 「The Coast Bangna」:駅直結・モール併設・家賃(1ベッド14000THB-)
- 「Ideo MOBi SUKHUMVIT EASTGATE」:駅徒歩3分・共有部豪華・家賃(スタジオ10000THB-)
オンヌット以東のお部屋・投資物件探し!
オンヌットより東方面は都会度や多国籍料理の充実度などのQOLは下がりますが、BTSで都心へのアクセスを確保しながらも家賃や売買価格を抑えることできるのが魅力です。特に、プナウィティ、ウドムスック、バンナーは副都心開発の恩恵を受けてますます便利になっていきます。
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