タイ在住または出張・旅行中で万が一病気になった時、異国の病院を受診するのが不安な方は多いですよね?
そんな時に日本人のあなたが日本語で受診できる医療機関は心強い味方です。今回は、日本語で受診可能なバンコクのおすすめ病院・クリニック10を紹介します。
タイで日本語対応がある病院種類
タイでは、日本語が通じる医療機関と言っても、大きくは以下の3つに大別されます。
・国際病院:日本人専用窓口があり、日本人コーディネーターと日本人医師・英語話者のタイ人医師が在籍する
・TOP私立病院:外国人患者が多く、タイ人日本語医療通訳を依頼可能で英語話者のタイ人医師がいる
・日系クリニック:日本人コーディネーター、日本語話者のタイ人看護師とタイ人医師がいる
三大国際病院
タイの3大国際病院は、東南アジアでも最高峰の医療設備を誇り、タイ人富裕層と外国人駐在員、そして世界中の医療観光者が利用する高級病院としても知られています。
治療補償額が手厚い民間医療保険をお持ちの方は、この3病院から選ぶことをおすすめします。日本人窓口(日本語デスク)が充実しており、常駐の日本人チームが24時間手厚いサポートを提供します。どの病院にも内科には日本人医師が常駐しており、やはり日本人の先生に直接診てもらいたいたい、という方はここしかありません。プライマリーケアから手術・入院・高度検査まで日本以上の医療サービスを受けることができるので安心です。

タイが世界に誇る高級病院ですが、手術費・入院費がかなり高額なので医療保険必須です。旅行者の方はクレジットカード付帯保険も使えます。
サミティヴェート・スクンビット病院
サミティベート病院は、日本人居住区のトンロー好立地にあり、日本国外では最も多く日本人が来院する在留邦人の御用達病院です。本院には「日本人患者専用窓口」が設置され、在タイ邦人を中心に1日約300〜400人の日本人が受診。また、隣に日本人医療センターを建設するなど、タイで最も日本人医療に注力する民間病院です。また、小児科(サミティヴェートこども病院)も充実しており、駐在員家族にとって信頼できる小児医療機関として評価されています。
バンコク・ゼネラル病院
バンコク病院(本院)は、トンローから近いフワイクワーン区にあるサミティベートに次いで日本人患者が多い国際病院です。日本人患者専用の「JMSジャパン・メディカルサービス」が設置され、在タイ邦人を中心に1日約100〜150人の日本人が受診。タイ最大の病院チェーンBDMSの船艦病院であり、同じ敷地には癌病院、心臓病院、歯科病院など独立した専門機関が揃っています。
バムルンラード国際病院
バムルンラード病院は、アラブ人街のナナにある”タイの優良病院ランキング”で1位の医療評価を受ける世界190カ国以上から患者を受け入れる国際病院です。最先端の医療設備、ワールドワイドな国際デスクチーム、ホテルクラスの豪華な施設が特徴で、中東諸国からのメディカルツーリズム患者も多いです。Newsweek誌による『World's Best Hospitals 2022』では、タイ国内で第1位の評価を受け、21年に引き続き22年もタイから唯一200位以内に選出され、名実ともにTOP病院です。
日本人医師
・一般内科・予防医学
私立病院
バンコクには3大国際病院のほかにも日本語デスクを設置する民間病院がいくつかあります。ラーマ9病院とBNH病院は3大病院に劣らず治療費が高い高級病院ですが、スクンビット病院はそれより少し安いです。これらは居住地域によっては最寄り病院として利用されます。また、カミリアン病院は治療費に不安がある方向けです。

バンコクで3大病院に次いで日本人がよく利用する私立病院ですが、手術費・入院費が高額でので医療保険必須です。旅行者の方はクレジットカード付帯保険も使えます。
ラーマ9病院
ラーマ9病院は、アソークから近いフワイクワーン区にある国際病院です。外国人受付の中に日本人専用デスクがあり、日本語での受診が可能。前述の3大病院に次ぐポジションですが、医療費は比較的安くなるので、外国人だけではなくタイ人もよく利用します。
BNH病院
BNH病院は、日系企業のオフィスが集積するシーロム/サトーンにある高級病院です。大々的な日本語デスクこそないですが、古くから日本人駐在員が利用しており、日本人コーディネーターかタイ人日本語通訳を利用することが可能です。中でも、産婦人科が有名で出産入院や不妊治療の分野で高い評価を受けています。
スクンビット病院
スクンビット病院は、日本人が多く暮らすエカマイ駅そばの近代的な私立病院です。エカマイやプラカノン、オンヌットに住む方には主要な選択肢です。旅行者向けの日本人専用JHDデスクが充実しています。
カミリアン病院
カミリアン病院は、トンローの好立地にあるキリスト系病院です。国際病院とローカル病院の中間のポジションに位置する病院です。比較的治療費が安いので、保険の補償額が低い、または無保険の場合には選択肢となります。日本人の場合、現地の飲食店経営者やリタイヤ済の高齢者がよく利用します。日本人医療ボランティアが常駐しており、時間内は日本語サービスを無料で受けることが可能です。
日系クリニック
バンコクには日本企業が経営する日本人専用クリニックが4軒あり、主に在留邦人のプライマリーケアや健康診断を担っています。全ての医院では日本人医療コーディネーターが常駐し、日本語話者のタイ人看護婦が在籍しますが、日本人医師ではなくタイ人医師の診察を受けます。
これらのクリニックは大病院と比べると、医療費が常時待ち時間なく受診することが可能で、日本人向けの書類作成も手慣れている点など利点がおります。いずれも日本人居住区に医院を構えているので、日常的なかかりつけ医として利用できます。高度検査や手術・入院が必要な場合は大手病院を紹介されるケース

バンコクの日本人居住区スクンビットエリアにある日本人専用医院です。民間医療保険は勿論、国民健康保険の海外療養費制度にも精通しています。旅行者の方はクレジットカード付帯保険も使えます。
ブレズクリニック(Blez Clinic)
日系企業オフィスが多く駐在員も暮らす、アソーク駅そばにあるクリニック。併設の薬局にも日本人薬剤師が常駐。風邪で通院した場合、医療費は薬剤込みで฿1500 - 2000(6千円程)と日系では一番安いです。
DYMインターナショナルクリニック プロンポン33/1院
日本人奥様御用達の”フジスーパー”があるプロンポン駅近くソイ33/1にあるクリニック。風邪で通院した場合、医療費は薬剤込みで฿2800 - 3200(1万円程)です。
DYMインターナショナルクリニック トンロー49院
サミティベート病院のすぐ近くにあるDYMの分院。
サクラクロスクリニック
プロンポン駅直結の高級デパート”エンポリアム”18階にある駐在員専門クリニック。日本人コーディネーターが常駐しており、駐在員の健康診断など法人利用がメインです。風邪で通院した場合、医療費は薬剤込みで฿3000(1万円程)です。
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