最終更新日 2023年5月24日 by タイランドピックス編集局
100年前の中華街アヘン窟に着想を得たシークレットバー
バンコク有数の繁華街、中華街のヤワラート通り。そんな活気と喧騒が入り混じる大通りから1本入りると、商店がひしめく路地裏の世界が広がっています。今回、紹介するのは細長い商店街通りにひっそりと佇む、5階建ての築120年の古い漢方薬店ビル。
実は、この建物はバンコクのダイニングシーンの今をときめくミシュラン店「Restaurant Potong(ポトン)」の本拠地。華やかなアジアTOPクラスのファインダイニングの影に隠れがちですが、実は4階のバー「Opium Bar」も負けず劣らずの受賞歴豊富なワールドクラスです。
小さなエレベーターに乗って4階まで上がり、中華風の木製扉を開けると”溜まり場”と形容するのに相応しい怪しくもシックなバー空間が広がります。ダークグリーンの色合いや天井の金色の牡丹の花など、魅力的なヴィンテージの装飾と、より現代的で滑らかなレザーの光沢が見事に組み合わさっています。
Opium Barでは”リキッドシュールリアリティ”をコンセプトにしたカクテルが売り。日本語訳で”仮想流体”の名の通り、夢を見ているのか目覚めているのか区別できない仮想世界に浸るよう誘う流体を意味します。これはアヘンを吸ったときのような、忘れられない感覚をイメージしています。この部屋自体、100年以上前のアヘンがまだ合法だった当時はアヘン窟として利用された歴史にも由来します。
ドリンクメニューは100種類、17ページにも渡ります。専門的にミックスされたカクテル、蒸留酒、ワインを豊富に取り揃えています。 定番のクラシックから革新的なドリンクまで、お気に入りの一杯が見つかります。
受賞歴が豊富なお店とあって、バーカウンターで腕を振るうミクソロジストも一流。ドライアイスや炎を使ったミクソロジーカクテルも楽しめます。
実は、4階奥にはVIP向けプライベートルーム「Black Jade」も完備。
また、事前予約制のカクテルコースも注目です。ゲストのため特製カクテルを提供するために、バーテンダーやスタッフがオリジナル食材を調理し、4種のカクテルと3種のスナックを時間をかけて準備する”リキッドシュールコース”。古代にアヘンを吸ったときに経験した幻覚を呼び起こすような体験がデザインされています。
本ビル2階3階に入る高級プログレッシブタイ中華「Restaurant Potong」も是非味わってください。「Asia’s 50 Best Restaurants 2023」でアジア35位に選出された、バンコクのファインダイイングシーンをときめく話題店です。
予約はバーへの電話が簡単です。
Opium Bar
- Call : +66 (0) 82 979 3950
- Location : 422 Vanich 1 Rd, Samphanthawong, BKK
- Website : https://www.opiumbarbangkok.com/
- Instagram : https://www.instagram.com/