最終更新日 2022年3月21日 by タイランドピックス編集局
トンローの概要
セレブやおしゃれな若者が集まるBKKの流行発信地
トンロー(英:Thong Lo 泰:ทองหล่อ)は、タイ王国の首都バンコクのスクンビットエリアにあるBTSトンロー駅とトンロー通りを中心とするエリアです。BTSプロンポン駅とエカマイ駅の間に位置します。
この地域は日本の代官山、ロンドンのソーホーと形容されるようにお洒落でブランド力が高い街です。トンロー主要通りのスクンビットソイ55の通りには、魅力的な多種多様なレストラン、コーヒー ショップ、バー、クラブ、コミュニティモールが集まっています。さらにソイに入れば両脇へ大小のソイ数十本に分かれていて、隠れ家のようなレストランやスパなどが軒を連ねています。また、トンロー通りを中心に100軒近い日本食店が集まっている日本人街としても有名です。
日本人や欧米人の駐在員も多く住み、街にはハイソな雰囲気が流れています。おしゃれなバーやクラブ、クールな人々のコミュニティ、話題のレストランなど、トンローは昼夜を問わず活気に満ちた華やかでトレンディーな街です。
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アソーク - 5
プロンポン - 6
トンロー - 7
エカマイ - 8
プラカノン
【街】トンローの主要エリア
BTS駅前
BTS周辺は伝統的に南側の偶数ソイはコンドミニアムや邸宅が多く落ち着いている住宅街の一方で、北側の奇数側はホテル、小規模の飲食店、マッサージ店などが多い商業エリアです。近年は駅近くの再開発が進んでおり、大手ディベロッパーの最上級グレード物件や高級ホテルが続々と建設されており、高級化が進んでいます。
スクンビット通りを挟んで南側は商店は少なく高層コンドミニアムが林立しています。
駅からスカイウォークでホテル&サービスアパート「マリオットホテル」や新築オフィスビル「T-One Building 」へフラットに繋がっています。
トンロー55
スクンビット通りから北のペッブリー通りを結ぶスクンビットソイ55(通称トンロー通り)は代官山的エリアと言えます。2.5kmに渡って伸びる通り沿いには高級家具やアパレル、美容クリニック、人気のカフェ・バー、日本食・居酒屋と多国籍のレストランなどが立並びます。
駅から徒歩約2分の好立地の「ホテル・ニッコーバンコク」は2019年の開業以来、日本人出張者・旅行者に愛されています。併設の 「GINZA ThongLor」には数多くの日本食レストランが営業しています。
近年トンロー通りには大手ディベロッパーがこぞって高級コンドミニアムを建設しています。L&H社の「The Bangkok」は温泉や最上階の360°インフィニティプールを備える最高級物件で、1ベッドでも5,000万円を超える販売価格です。
日本人や西洋人も多く暮らすトンローには、駐在員をターゲットにした高級サービスアパートメント(ホテルレジデンス)が数多く存在します。「サマーセット」「オークウッド」など世界的なサービスレジデンスに加え、「ステイブリッジ」「アキラホテル」「グランデセンターポイント」などの高級ホテルも長期滞在者向けのレジデンスを提供しています。
トンローの魅力を語る上で欠かせないのが、飲食店やカフェが集まる中規模の複合施設”コミュニティモール”です。円柱型デザインが印象的なコンドミニアムに併設する「Fifty Fifth Thonglor」は20年の歴史がある老舗です。「大阪王将」や「大勝軒」など日本人を意識したテナント構成です。
開放的なデザインと厳選されたショップ構成で屈指の人気誇る「The Commons」は料理だけでなく、クラフトビールやワインも充実しています。数少ないペットフレンドリー施設でもあり愛犬と寛ぐ地元民も見かけます。2020年にシーロムエリアにも2号店がオープンしました。
トンローソイ10付近
BTSとペッブリー通りの中腹に位置するソイ10交差点付近は、人気のレストラン、カフェ、クラブ、コミュニティモールが集中しておりトンロー 通りで最もトレンディーなエリアです。鉄道路線BTSグレーラインのモノレール駅が建設予定で今後も注目です。
🇹🇭トンロー生活が変わる「BTSグレーライン」✨
フェーズ1ではワチャラポン駅から始まって、ペッチャブリ駅
➡️トンローソイ10駅➡️トンロー駅でスクンビット線に接続します。トンロー通り頭上高架を走るモノレール🚇が開通し生活が超便利に🙋♀️賑やかなソイ10交差点に新駅が誕生します。23年開通? pic.twitter.com/VUfPOCwFMH
— REI🇹🇭@タイランドピックス (@thailand_picks) October 1, 2021
ソイ11のスターバックスや人気居酒屋「Teppen」が営業する「The Taste Thonglor」。
このソイ10をエカマイ通り方面へ行くと、日本人にも馴染み深いドンキホーテ「Don Don Donki」があります。
スクンビットソイ49
ソイ49は日本人家族が多く暮らす住宅街です。ここにはサミティベート病院、インターナショナルスクール、日本食スーパー、日本食店、コミュニティモール、そして温泉までが揃っており大変生活しやすいです。また、ペット連れOKのカフェやドッグランが集まる「49PLAYSCAPE」がありペットフレンドリーなエリアでもあります。
コミュニティモール「Piman49」「The Terrrace49」はお洒落な飲食店やカフェが集まります。
スクンビットソイ53
BTSトンロー駅の1番出口からすぐのソイ51はタイ人富裕層の邸宅が多い住宅街で、車の交通量が少なく閑静な雰囲気です。
スクンビット通り沿いには日本人も多く在籍する「バンコクプレップ・インターナショナルスクール」のプライマリー校があります。セカンダリー校はオンヌットのHabit Mallにあります。
地元民に愛されるイタリアン「Bacco」やミシュラン獲得の「Gaa」など人気レストランもこの穏やかなソイにあります。
【買】ショッピング
Jアベニュー
トンロー15にあるコミュニティモールです。「大戸屋」「一風堂」「まい泉」など日本食店をはじめ、イタリアン・タイ料理店などオシャレなレストランやカフェが数多く入居しています。特に、酒類も豊富なグローサリーストアVilla MarketやDAISOは日常生活に欠かせません。
ドンキモール(DONKI Mall Thonglor)
エアマイへ抜けるソイ10には2019年に「ドンキモール」が開業しました。ドンキの他にもカフェ、日本食レストラン、アミューズメントパークなどが入っており、買物だけで無く子供の遊び場としても重宝します。
ザ・コモンズ(The Commons)
コモンズは階段型のオープンテラスが美しいトンローの憩いの場です。フードコート型の飲食店、バーなどが厳選されたお洒落なショップが集まったコミュニティモールです。ペットフレンドリーなので犬連れでも楽しめます。
ピーマン49(Piman49)
ザ・49テラス(The 49Terrrace)
ピーマン49の反対側にはスターバックスなどが入った緑が綺麗な雰囲気の良い49テラスがあります。
フジスーパー4号店・ヴィラマーケット
49通りには日本食専門スーパー「フジスーパー」とグローサリーストア「ヴィラマーケット」があります。
【食】トンローの飲食環境
眠らない街トンロー。アジアベストバーTOP50常連の「Rabbit Hole」など隠れ家的なスピークイージーバーからマリオットホテルのルーフトップ「Octave」などラウンジまで洗練されたお店が多いのが魅力です。
【学】幼稚園・インター校
トンローにはソイ53に英国式の「バンコクプレップ(プライマリースクール)」、ソイ49に米国式の「ザ・アメリカンスクールオブバンコク(ASB)」「ウェルス・インターナショナル」、そして奇数側にはカトリック系「トリニティ(TRIS)」など有名なインターナショナルスクールが複数あります。また、日系幼稚園はこのエリアに集中しており、「SP幼稚園」「バンコク幼稚園」「ASB幼稚園」などがあります。
また、隣接するエカマイやプロンポンのインター校や日本語幼稚園も通学しやすいです。
【医】病院・クリニック
トンローの日本人向け医療事情は非常に充実しています。ソイ49には長年に渡って邦人医療を支える国際病院「サミティベートスクンビット」がありプライマリーケアから手術・入院まで安心して24時間年中無休医療サービスを受けることが可能です。更に付近には日系の「DMYヘルスクリニック」、トンロー通りにはキリスト系の「カミリアン病院」、そして ペッブリー通りにはタイ最大手の「バンコク病院」まで揃っています。
【住】トンローの居住環境・コンドミアム
トンローはバンコクの日本人居住区であるスクンビットエリアの中でも駅近エリアが中心である(アソーク・プロンポン・エカマイ)とは事情が異なります。元来、トンローは駅から離れたエリアが繁華街として先に発展し、それに伴ってコンドミニアムやアパートメントも建設された経緯があります。
トンローの賃貸市場の特徴はバンコクでもプロンポンに次いで日本人が多い点で、日本人家族が好む物件は夜は繁華街となる大通りからソイの内側へ入った場合が多く、ファミリータイプの物件はモノによっては日本人居住率100%ということもあります。住居エリアも広がっていますが、外国人向け物件は新旧問わず駅までの無料シャトルサービスがあり移動をサポートしてくれます。また、日本人駐在員向けの高級サービスアパートも充実しており、「マリオット・エグゼクティブアパートメント」「オークウッド」「サマーセット」「アキラトンロー」など充実のラインナップです。
一方で、近年は駅周辺の開発案件が多く「ニッコーホテル」「JALホテル」やグレードAオフィスビル、高級コンドミニアムが開業しており駅前の近代化が進んでいます。そして、7kmに渡るメインのトンロー通り沿いには富裕層や投資家が好むハイエンド物件が多く、現在も続々と建設中です。
この地域のコンドミニアム市場は急騰しており、2013年から2018年の間に40%以上も価格上昇しています。今では億ションもあるほどで、最高で平米単価35万THB(120万円)にも届きます。今ではゲイソンプロパティによる「TELA Thonglor」、ランド&ハウスによる「The Bangkok Thonglor」、サンシリ主導の豪華なプロジェクト「The Monument ThongLo」など、さまざまな高級物件が集まるエリアとなりました。
今後、ソイ10に鉄道路線BTSグレーラインの新駅が建設される計画があり、将来的には交通便が大きく向上します。BTS一本でアソークまで4分、サイアムまで10分と都心アクセスにも優れています。
トンローのお部屋・投資物件探し!
スクンビット大通りとトンロー55沿いに高級コンドミニアムやホテルが続々と建設されており、街の発展は止まりません。
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