最終更新日 2022年2月24日 by タイランドピックス編集局
スクンビット通り・エリアの概要
スクンビット通り(英:Sukhumvit Rd)とは、タイ王国の首都バンコクからパタヤを超えてカンボジア国境まで続く、東西を貫く長さ約488kmにも及ぶ大動脈です。道路標識ではルート3とも呼ばれ、パホンヨーティン通り(高速道路1)、ミトラパップ通り(高速道路2)、ペトカセム通り(高速道路4)と並ぶ、タイの4大主要道路の1つです。
一方でスクンビットエリアとは、首都圏バンコクのナナのSoi Sukhumvit 1、アソーク、プロンポン、トンローを超えてエカマイのSoi Sukhumvit 63にまたがる約5kmの一大商業エリア・高級住宅エリアを意味する地理的概念です。日本人が多く住む日本人居住区として知られています。
スクンビットの主要エリア
バンコクではスクンビットエリアが主要な商店街・日本人住宅街として機能しています。ナナソイ1からエカマイソイ63までの5kmの区間は一般的には駐在員が住む高級住宅街として知られています。各ソイは西から東に番号が振られており、奇数はスクンビットの北東から分岐し、偶数は南西から分岐しています。
このエリア一帯には外国人向けのコンドミニアムや高級サービスアパートメント、ショッピングモール、日本食スーパーマーケットやグローサリーマーケット、大手国際病院や日系クリニック・薬局、有名インターナショナルスクールや日本人幼稚園など衣食住が高度なレベルで揃っています。
在タイ日本人大使館の在留登録ベースではバンコクには常時3〜4万人の日本人居住者がおり、駐在員をはじめ若年層の海外就職やノマドワーク、退職後のロングステイなど様々な属性の人が滞在しています。
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アソーク - 5
プロンポン - 6
トンロー - 7
エカマイ - 8
プラカノン
ナナ(Nana)
ナナ(英:Nana)はスクンビットエリアにあるBTSナナ駅を中心とする歓楽街エリアです。BTSプルンチット駅とアソーク駅の間に位置します。このエリアは”人種のるつぼ”バンコクを象徴するかの如く、世界中から様々の人々が集まり、街中では多種な民族を見かけます。
元来、インド系やアラブ系の人が多く住むイスラム文化が濃いエリアでしたが、現在は世界各国の観光客が集まる「Nana Plaza」を始めとするナイトスポットとして栄えています。夕方6時以降はスクンビット通り沿いには土産物を売る怪しい露店商がならび、屋台、多国籍飲食店、パブ、風俗店などナイトライフを楽しむスポットとして賑わいます。
アソーク(Asoke)
アソーク(英:Asok)はスクンビットエリアにあるを中心とするオフィスエリアです。BTSナナ駅とBTSプロンポン駅の間に位置します。BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅が乗り入れる交通要所であり、東側を日本人街のプロンポンと接していることから、日本人居住者が多いです。
サートン・シーロムと並ぶバンコクを代表するオフィス街で、日々ビジネスマンや観光客が行き交います。駅周辺には「Exchagne Tower」「Interchange21」「Times Square」などの高層オフィスビルが都会的な雰囲気を醸しています。また、高級ホテル、駅直結型商業施設「Terminal21」、韓国人街「Sukhumvit Plaza」、そして歓楽街のSoi Cowboyなど観光地としての魅力もあります。
プロンポン(Phrom Phong)
プロンポン(英:Phrom Phong)は、スクンビットエリアにあるBTSプロンポン駅を中心とするバンコク屈指の高級エリアです。BTSアソーク駅とトンロー駅の間に位置します。食事、ショッピング、教育、医療、ナイトライフなど衣食住が高レベルで揃うタイ最大の日本人街で、多くの駐在員が住んでいます。
スクンビット通りを挟んで南側と北側の双方に街が開かれており、一帯に高級コンドミニアムや日系飲食店が広がっています。駅一帯はモールグループ主導で高級デパート「Emporium」「EMQuartie」、ホテル、レジデンス、オフィス、ベンジャシリ公園を集結させた、商業ハブ”EMディスクリクト”として開発されています。
トンロー(Thonglor)
トンロー(英:Thong Lor)はスクンビットエリアにあるBTSトンロー駅を中心に南北に広がるハイソな高級エリアです。BTSプロンポン駅とエカマイ駅の間に位置します。プロンポンに次ぐ日本人居住区で駐在員に人気の街です。
主要通りのスクンビットソイ55通りには100軒を超える日本食店、多国籍料理、カフェ、バー、スパ、ブティックなどが軒を連ねています。トンローはタイ人セレブや流行に敏感な若者が集まる流行発信でもあり、お洒落なバーやクラブ文化、クールな人々のコミュニティ、続々とオープンする話題のレストランなど、昼夜を問わず活気に満ちています。
エカマイ(Ekkamai)
エカマイ(英:Ekkamai)は、スクンビットエリアにあるBTSエカマイ駅を中心に南北に広がる緑豊かな閑静な住宅街です。華やかなトンローと下町プラカノンの間に位置しており、プロンポン、トンローに次ぐ日本人居住区です。
エカマイは元来、富裕層の別荘地として人気があった歴史もあり、他の外国人居住エリアと比べると緑豊かで落ち着いた雰囲気の通りが多いです。タイ人富裕層の邸宅が多く閑静な邸宅街から最新のカフェ文化、そして夜はコヨーテクラブやクラブなどバブリーなタイを感じる富裕層の社交場へと変化します。ここには日本をコンセプトに据えた駅直結の商業施設「Gateway Ekkamai」をはじめ多くの日本食店や多国籍料理店、そしてお洒落なカフェ文化があり、ストレス無くタイ生活を送ることが可能です。
プラカノン(Phra Khanong)
プラカノン(英:Phra Khanong)はBTSプラカノン駅を中心とする下町情緒溢れるエリアです。BTSエカマイ駅とオンヌット駅の間に位置します。以前はエカマイまでがスクンビットエリアと言われていましたが、近年はプラカノンを含める場合もあります。
駅周辺の開発と物価の安さが相まって、ここ数年人気が急上昇しており、プロンポン、トンロー 、エカマイに続く準日本人居住区です。駅前には「W District」や「Summer Hill」などの近代商業施設、郵便局、マックスバリュー、伝統的な市場が徒歩圏内に揃っています。また、日本食事情が非常に充実しておりラーメン店、居酒屋、定食屋なども選択肢が多いです。
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